「シングルモルトに興味はあるけれど、どれを選べばいいのか分からない、、、」
「高いイメージがあって手が出せない、、、」
そんな風に感じたことはありませんか?
特に初心者の方にとっては、シングルモルトの世界は敷居が高く感じられるかもしれません。
マスター
しかし、安心してください!実は3000円台という手頃な価格でも、本格的で美味しいシングルモルトウイスキーを楽しむことができるんです!
私自身、17年にわたりウイスキーを愛飲し、ウイスキー150種類以上を提供する食堂のマスターとして、多くのお客様に満足していただけるウイスキーを厳選してきました。
この記事では、「安くてうまい」をテーマに、初心者におすすめ3000円台のコスパ抜群なシングルモルトを3本ご紹介します。
読むことで、シングルモルト選びの不安が解消され、あなたのお好みの一本が見つかるはずです。
手頃な価格で味わえるシングルモルトの魅力を知れば、ウイスキーの世界はもっと身近に、もっと楽しくなること間違いなし!
これを機に、あなたもウイスキーを気軽に楽しんでみませんか?
この3本を選べば間違いなし!
シングルモルトウイスキーは高価なイメージがありますが、実は3000円台でも本格的な味わいを楽しめる銘柄がたくさんあります。今回は初心者の方にもおすすめできる、コスパ抜群の3本を厳選してご紹介します。この価格帯で、ウイスキーの奥深さを体感してみましょう!
グレングラント 10年
フルーティーで軽やか、初心者でも飲みやすいバランスの良い味わい。
トマーティン レガシー
バーボン樽と新樽の絶妙な調和。甘みとフレッシュな香りが特徴。
ブッシュミルズ 10年
アイリッシュウイスキー特有のスムースさとシングルモルトの深みが融合。
この価格帯のウイスキーが初心者に最適な理由
初心者にとってのウイスキー選びは、手軽に買える価格と飲みやすさが大事ですよね。
この3本はそれを完璧に満たしてるんです。
紹介する3000円台のシングルモルトは、ウイスキーの特徴をしっかり感じられるうえ、予算的にも手を出しやすいのが魅力です。
また、それぞれの銘柄には個性があり、飲み比べることで自分の好みが分かるのも大きなメリット。3000円台なら試しやすく、気軽にウイスキーの世界に足を踏み入れられますよ。
グレングラント10年
種類 | スコッチ |
値段 | 3948円 (2024.12 Amazon) |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
マスター
一言でこんな特徴!
爽やかな紳士が果樹園で散歩しているようなウイスキー
・香り
青リンゴ、洋ナシ、爽やかなハーブ
・味わい
バニラ、ハチミツ、しっかりとしたフルーティーさ
・フィニッシュ
ドライで比較的長く続く
私がおすすめする理由
とにかくフルーティー。
ウイスキーなのにフルーティーってどういうこと?
そんな風に感じる方も多いかもしれません。そんな方は是非一度グレングラント10年を試してみてください。
青リンゴや洋ナシのような香り、口に含むと優しいバニラ、ハチミツのような甘みが爽やかに感じられるんです。
飲み口は軽くソフトで誰でも受け入れてくれる、そんな優しさを持っています。
例え話で説明してみると、、、
マスター
グレングラント、それはまるで、果樹園を散歩する紳士のようだ。
その紳士は、決して目立たない。どこにでもあるようなグレーのジャケットを着て、磨きすぎていない靴を履いている。でも、どこかしら清潔感があって、自分には何が大切かをしっかり理解している、そんな雰囲気を漂わせている。風がそっと枝を揺らし、青リンゴと洋ナシの香りがふっと漂う。その香りは彼に寄り添うように彼を慕う。
彼は急がない。むしろ、ゆっくりと歩く。気の向くままに小径を進み、途中で立ち止まって、少し甘い空気を吸い込む。その動作には無駄がなく、どこか軽やかだ。彼が歩いた後には、ほのかにハチミツの甘さや、シトラスのような爽やかな空気に残る。
それがこのウイスキーの余韻。
彼は特別な存在ではない。だけど、彼がいない果樹園なんて、きっとちょっと寂しいに違いない。
グレングラント 10年は、気取らず、軽やかで、それでいてエレガントな“果樹園の紳士”そのもの。初心者にも優しく手を差し伸べてくれる、そんな一本です!
特徴
グレングラント 10年は、スコットランドのスペイサイド地方にあるグレングラント蒸溜所が生み出すシングルモルトウイスキーです。
フランスやイタリアはワイン大国で有名ですが、実は、スコッチの大量消費国でもあるんです。グレングラントは、特に、イタリアで圧倒的な人気、シェアを誇っているんです。
マスター
グレングラントは、イタリアの
シングルモルト消費シェア率70%!
グレングラントは種類も豊富!
・グラングラント アルボラリス
・グレングラント10年
・グレングラント12年
・グレングラント15年
・グレングラント18年
・グレングラント21年
・グレングラント25年
様々な熟成年数がオフィシャルで楽しめるのもグレングラントの魅力!
飲み比べも楽しめちゃいます。
初心者でも気軽に楽しめるグレングラント、おすすめの1本です
トマーティン レガシー
種類 | スコッチ |
値段 | 3649円 (2024.12 Amazon) |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
マスター
一言でこんな特徴
見た目と中身のギャップに魅了されるウイスキー
・香り
しっかりバニラ、シトラス、甘く濃いめのフルーツ
・味わい
初めはドライ、後から甘さ
・フィニッシュ
穏やかに細く長く続く、フルーティー
私がおすすめする理由
全体のバランスが良く完成度の高いウイスキーです。
グラスに注いだ時の香りは甘く、甘めの味わいを想像させたのも束の間、口に含むとドライでさっぱりとした味わい。
このギャップに驚かされること間違いなし。
そうと思えば後からゆっくり甘さがやってくる。
なんとも不思議で、それでいて完成度の高いウイスキー。
初心者でも気軽にウイスキーの奥深さを味わえる1本です
例え話で説明してみると
マスター
「トマーティン レガシーは、見た目は甘い微笑みを浮かべた青年。でも、話してみると実は驚くほどドライで、自分の軸をしっかり持っている。」
彼に初めて会ったとき、香りはとても甘く、親しみやすい印象を受ける。バニラとシトラスの柔らかな香りが、まるで「僕は優しいよ」とでも言うように周囲を包み込む。それは、人懐っこく笑う彼の笑顔とどこか似ている。
でも、いざ一緒に時間を過ごしてみると、その印象は少しずつ変わっていく。彼の中身は、思った以上にドライだ。それは冷たさとは違う。どちらかといえば爽やかで洗練されていて、甘さだけに頼らない芯のある味わいだ。まるで、自分のスタイルを貫く青年が、「甘いだけでは物足りないだろう」と少し肩をすくめているような感覚。
そして別れ際、ほんのりとした甘さがふっと残る。それは、さりげなく「また会おう」と誘われているような余韻だ。押し付けがましさはないけれど、気づけば「また会いたい」と思っている自分がいる。
トマーティン レガシーは、見た目の印象と中身のギャップが絶妙で、最後にはそのバランス感覚に魅了される青年のようなウイスキーだ。
特徴
スコットランドのハイランド地方に位置するトマーティン蒸溜所が生み出したシングルモルトウイスキーです。
Legacyとは、「受け継がれる遺産」トマーティン蒸溜所が受け継いできた遺産、それはウイスキーそのもの。
マスター
トマーティンのウイスキーを一人でも多くの人に味わって欲しい、そんな想いで作られたのがこのトマーティン レガシー
バーボン樽の原酒とアメリカン・ヴァージン・オーク樽の原酒をバッティング。これによりオーク樽由来のバニラのしっかりとした甘い香り、ドライなバランスのいい味わいに仕上がっています。
ブッシュミルズ10年
種類 | アイリッシュ |
値段 | 3708円 (2024.12 Amazon) |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
マスター
一言でこんな特徴
静かで穏やかな旅人がそっと残していく、温かみのある記憶のようなウイスキー
・香り
柑橘系フルーツ、クリーンで甘い、
・味わい
オイリーな口当たり、チョコをまとったオレンジピール
・フィニッシュ
ドライで若干スパイシー
私がおすすめする理由
アイリッシュウイスキーの特徴であるトリプルディスティレーション(3回蒸留)による滑らかな飲み心地を体感するのにもってこいのウイスキーです。
クセが少なく、初心者でも抵抗なく楽しめます。
熟成に使用されるバーボン樽からはバニラやハチミツの甘さが、シェリー樽からはフルーティーな香りが引き出され、合わさることでオレンジピールがけのチョコを感じさせます。
なんともバランスの取れた味わい。
そのスムースさとバランスの良さは、アイリッシュウイスキーの入門用としてだけでなく、普段飲みのエースになりうる素質あり!
例え話で説明してみると
マスター
ブッシュミルズ10年は、静かな図書館の窓際で陽だまりに包まれながら、淡々とページをめくる旅人だ。」
その旅人は派手さを好まない。風変わりな装いではなく、むしろ控えめで実用的な服を選び、穏やかに佇んでいる。それでも彼の存在感は特別だ。陽の光が肩に触れるたび、そこにはオレンジピールのような爽やかなほろ苦さをまとった彼の背中が浮かび上がる。
話しかけると、彼は軽やかで優しい声で応じる。甘さと酸味が調和したその言葉使いは、誰の耳にも心地よく響く。だが、よく耳を澄ませば、その言葉の奥にはチョコレートのような深いコクが隠れている。それは簡単には気づけないけれど、一度知れば忘れられない。
そして、彼が本を閉じるとき、その余韻はしばらく心に残る。旅人が立ち去る際にふっと香る、オレンジピールのほろ苦さとチョコレートの甘さ。それは、「また会えるといいね」という静かな挨拶のようだ。
ブッシュミルズ10年は、旅人のように静かで親しみやすく、それでいて奥深い。決して押しつけがましくなく、ただそっと寄り添い、また会いたいと思わせてくれる、そんな存在。
特徴
ブッシュミルズ 10年は、アイルランド最古の蒸溜所とされるブッシュミルズ蒸溜所が生み出すシングルモルトウイスキーです。アイリッシュウイスキー特有の3回蒸留によるスムースさと、バーボン樽とシェリー樽で熟成されたモルトウイスキーの奥深い味わいが絶妙に調和しています。10年間という比較的短い熟成期間ながらも、フルーティーで甘い香りとチョコをまとったオレンジピールの甘さ、バランスの取れた味わいが特徴で、初心者におすすめのシングルモルトです
マスター
私トンガリマスターの著書にも登場します。
よかったらこちらも読んでみてくださいね。
まとめ
シングルモルトウイスキーの世界は奥深く、初心者には少し敷居が高く感じるかもしれません。しかし、今回ご紹介した3本のウイスキーは、手頃な価格と親しみやすい味わいで、誰でも気軽に楽しむことができる名品ばかりです。
- グレングラント 10年
爽やかでフルーティーな香りと軽やかな口当たりが特徴。初夏の果樹園を思わせる優しい味わいで、初心者にもぴったり。 - トマーティン レガシー
バニラとシトラスの甘く爽やかな香りに、ドライでバランスの取れた味わい。軽快な飲み心地が魅力で、ハイボールにも最適な一本。 - ブッシュミルズ 10年
アイリッシュウイスキー特有のスムースさに加え、チョコをまとったオレンジピールの味わいが心地よい。穏やかで知的な飲み口が楽しめます。
この3本は私が愛飲し、どれも自信を持ってお伝えするウイスキーです。
ぜひ、お気に入りの一本を見つけて、ウイスキーの新たな世界を体験してみてください。
マスター
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